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北国の音 DAY4

2015.12.16

最終日は、東北ツアーを企画してくれた山崎さんのお店、ゆぱんき。

下の写真のドアに貼られたツアーフライヤーも山崎さんが作ってくれました。

岩木遠足の本発刊記念イベントでも忙しい中、本当にありがとうございました!

冒頭の東北ツアーレポートのイメージ画像に使用した写真は、ゆぱんきでのオオルタイチさんのリハーサル風景。

天井の角にアールがついた穴蔵のような空間で、ツアーが決まった時からここでスピーカーMONOの音を出すのがとても楽しみでした。

リハーサルで初めて音を聴いた時、空間全体が楽器になっているような不思議な印象を受けました。

今回ツアーに合わせて、レコードトートバッグと缶バッジを作りました。

オオルタイチさんはツアーCDを作って来てました。

左下の本が、岩木遠足の本です。

今日は、ゆぱんきの空間を生かして最小限の電球のみの装飾にしました。

 

椅子に座ったお客さんと対面した環境でのDJだったこともあり、じっくり味わって聴いてもらいたい曲を流しました。

 

Jonathan Richman - Back In Your Life

はっぴいえんど - 夏なんです

Carol King - It's Too Late

D'Angelo and The Vanguard - Betray My Heart

Lou Reed - Walk on the Wild Side

Sly & The Family Stone - Runnin' Away

The Byrds - Turn! Turn! Turn!

Mary Hopkin - Voyage of the Moon

などなど

 

DJが終わった時、拍手が起こったのが嬉しかったです。

レコードコンサートのようなDJでした。

オオルタイチさんのライブは、空間と音、そしてそこに居合わせた人たちが一体になったような、温かいものでした。

外の冷気があるからこそ生まれる「音の体温」を感じました。

音楽と一緒になったような幸せな時間。

 

今日のライブは2部構成。

前半が終了し、合間の時間は蓄音機の音を聴いてもらうことにしました。

フレッド・アステアと雪村いづみのSP盤を流しました。

 

電気なしで、これだけ生き生きとした音を出す蓄音機には、いつも感心させられます。

スピーカーMONOの開発にも蓄音機の生命感あふれる音は、おおきな影響を与えてくれています。

 

残りの時間は、僕にとってとても大きな存在のバンド、The BeatlesとThe Velvet Undergroundの曲を1曲ずつかけました。

「音を味わうこと」を教えてくれたビートルズと「音の体温」を教えてくれたヴェルヴェッツ。

表と裏のような存在です。

ビートルスは "BLUE JAY WAY"、ヴェルヴェッツは "CANDY SAYS"をかけました。

たまたまですが、ビートルズがダークでサイケな曲で、ヴェルヴェッツがスイートな曲になりました。

mainstreamとalternative、イメージと裏切り。

音楽ってホント面白い!

 

オオルタイチさんのライブ後半は、夜もさらに深まって、音楽に包まれるような心地に…

東北の空気はきめが細かく、音がクリアに聴こえるように思えました。

 

アンコールでは、オオルタイチ+ウタモの新曲を披露してくれました。

来年からユニット名が「ゆうき」になることも教えてくれました。

シンプルで力強くて、体で音楽を聴くことを気付かせてくれるような曲でした。

来年リリース予定の「ゆうき」のアルバムはいったいどんな世界なんだろう?

 

たった4日間の東北ツアーでしたが、僕にとっては言葉にできないくらいの収穫がありました。

 

個人的ツアー裏テーマは、なぜか「農業」でした。

デコレーション用の小物も農業を感じさせる物を持ってきていました。

オオルタイチさんのツアーCDのジャケット写真が田んぼになっていたのには驚きました!

 

今になって思うと、農業の基礎になる「土」のことを強く意識した旅でした。

「土地」と「人」があって、初めて音楽が生まれる。そして、僕たちも生きている。

そんな思いが自然と沸き上がってきました。

 

みなさまのおかげで「心の豊作」を感じる、実りの多い東北ツアーとなりました。

ありがとうございました。

 

青柳亮

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