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北国の音 DAY2

2015.12.16

ツアー二日目は、盛岡。

会場の喫茶室企図企図に到着すると、こんな黒板がお出迎えしてくれました。

中に入ると、居間にお邪魔しているうようなアットホームで心地のよい空間でした。

盛岡に着いてグッと気温は下がりましたが、企図企図さんの空間にいると、温かい気持ちになりました。

 

本日のMONONONE空間の演出は、「農業」をテーマにデコレーションしました。(深い意味は無いです。)

マイクスタンドに電球やタイのほうき、籠のストラップを取付けました。

 

下の写真はリハーサルの風景。

今日からライブの音出しをスピーカーMONOを使います。

はじめてPAスピーカーとして使うので、どんな音が出るのか胸が高まりました。

最初音を聴いた時、スピーカーからの音を感じさせない、とても自然な音だと思いました。

今日のDJは、昨日とうってかわって、静かで穏やかな音楽をセレクトしました。

記憶に残っているトラックは、グレン・グールドのパイプオルガン曲、銀河鉄道のサントラ、Aerial M、Moondog、ドビュッシー "CLAIR DE LUNE"、Nuno Canavarro、CLUBE DE ESQUINA、Nick Drake "Pink Moon"。

静かに空間が鳴っている、そんな印象を受けました。

 

オオルタイチさんのライブは、まだ太陽の日が窓から差し込む時刻にはじまりました。

 

スピーカーMONOから放たれるオオルタイチさんの生まれたばかりの音を聴いていると不思議な気持ちになりました。

 

スピーカーMONOは、過去の音である録音物を出来るだけ生き生きと再生することを目標に開発しました。

でも今スピーカーから出ている音は、「現在の音」。

しかもオオルタイチさんの声帯とギターから発せられる生の音とも混じり合っています。

瞬間、瞬間に生まれては消えていく音たちが空間に飛び交っているのが目に見えるようでした。

 

スピーカーMONOが放つ音は、生の音を少し大きなサイズへリアルタイムで変換しています。

元の音をそのまま再生することが得意なMONO。

4台のスピーカーMONOがオオルタイチさんの分身のように思えてきました。

オオルタイチさんが宮沢賢治のうたをカバーしました。

先程のDJで空間に生まれた、銀河鉄道の夜のサントラの音(細野晴臣さん作曲)が、このうたを呼んでくれたような気がしました。

 

時空を超える歌、そして音。

 

音楽の本質に接したような気がしました。

気がついたら涙が頬をつたっていました。

 

オオルタイチさんが昨日も演奏した新曲がぜんぜん違って聴こえました。

この場、この時にしか聴けない、というのがライブの醍醐味。

 

ライブ終演後のDJ1曲目は、Matching Mole "O Caroline”をかけました。

ロバート・ワイアットの歌声が今日の音空間を象徴しているかのようでした。

 

その後は、お客さんのリクエストでジャズをいろいろ再生しました。

Chet Baker Sings、Miles Davis "So What"、坂元輝トリオ "My Favorite Things" などなど。

その後はBeatles "Revolver"をアルバムで流しました。

 

打ち上げで行ったバーで初めてJBLパラゴンの音を聴きました。

リクエストで"So What"をお願いしました。

スケールの大きな音にびっくりしました。

家具のようであり楽器のようでもあるパラゴンのルックスは、最初にスピーカー開発を始めた時に

「スピーカーデザインの自由さ」において大きな影響を受けました。

盛岡で実物にお会い出来たのが、感慨深かったです。

 

明日は、4年ぶりの弘前。

ちょっと里帰り気分。

 

青柳亮

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