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MONOデビュー

2015.06.08

6月7日は、ついにやった来た"MONO"がデビューする日。

僕以外ではいままで妻と限られた友人にしか音を聴かせることがなかった"MONO"。

憧れのBRANDINの空間でどんな音を鳴らしてくれるのだろうか。

うたの発表会前の親の気持ちってこんな感じなのかな?

前半は、宮治さんがモノラルレコードの世界の楽しみ方を比較的有名な曲を中心に選曲なさりました。

使用していた機材は、東ドイツ時代に作られたスピーカーでした。

後面開放型(スピーカーボックスの後ろのふたが無い物)のスピーカーの音は初めてでしたが、その開放的なサウンドは僕の好みでした。

現代のオーディオでは味わえない魅惑的な世界がBRANDINに立ち上がっていました。

ビートルズなどの慣れ親しんだ曲が、新鮮な音となって耳に届けられました。

ステレオレコードも強制的にモノラルに変換出来る小型のアンプを使用されていました。

情報量を大きくする傾向の現在、逆に情報量を絞り込むという発想はとても面白いです。

その音の素晴らしさが、音の世界の奥深さを物語っていました。

後半は、"MONO"スピーカーの試聴の時間でした。

今日のイベントは、前半はMONOレコードの音、後半はスピーカー "MONO" の音を聴くという内容で、MONOづくし。

もともと宮治さんが企画されていたイベントに後からご参加させて頂いたのに、はからずもテーマ性のあるイベントになりました。

"MONO"はもちろん1台だけ使えばモノラル再生は可能ですが、ステレオ再生でベストな響きとなるよう設計されたスピーカーなので、2台で再生しました。

最初に"MONO"の簡単な紹介をしてから、この日のために選曲したレコードをかけて行きました。

 

一番最初にかける曲は結構悩みましたが、結局選んだのは、June Taborの「Reynardine」。

伴奏なしの声だけで歌われるこの曲がMONOの第一声にふさわしいと思ったからです。

 

"MONO"は「物」というより、僕にとっては、なんとなく「女性」をイメージする存在です。

2台の"MONO"で聴いているときは、いつも双子の女性が歌っているようなイメージがあります。

そんな双子によるレコードを探しましたが、イメージに合う物は見つからず、僕が勝手にでっちあげることにしました。

June Taborの双子の姉と妄想するもうひとりの女性を2曲目に。

Nico「I'll Keep It With Mine」

 

芯がある女性の歌声が好きみたいです。

でも実際このふたりがデュオとしてレコード作ったら、地味過ぎて売れないだろうな~。

 

その後の選曲は、この流れで女性ヴォーカルのレコードがメインとなりました。

1人、2人、3人の女性である"MONO"が歌っているようなイメージで。

The Roches 「We」

Melody Dog 「Futuristic Lover」

The same 「Down Town」

Twa Toots 「It's a Lovely Day」

Nora Guthrie 「Emily's Illness」

Rosemary Hardman 「Lady for today」

ひろみさんが、June TaborとMaddy Priorのデュオ "Silly Sisters"のレコードをライブラリーから持って来てくれました。

今日のテーマにぴったりなこのレコード、その存在は知りつつ、あいにく持っていなくて、今朝悔しい思いをしていたんですよー。

初めて聴きましたが、予想通り素晴らしかったです。

ライブラリーカフェBRANDINのすごさを実感しました。

 

今日の最後の締めくくりにかけたのは、

Janet Sherbourne 「Ivory」

本当はこの歌声が"MONO"の声なのです。

あくまで、僕にとっての話ですけど。。。

 

"MONO"スピーカーで自分の好きな音楽を沢山鳴らしていると、不思議とその音楽が以前より良い感じで鳴っている気がして来ます。

電気製品というより楽器に近いからかもしれません。

今日持って来た"MONO"は、数ヶ月かけて僕が育てた"MONO"。

参加していただいているみなさまの耳にもよい響きとなって届くことを願いつつ、レコードに針を落しました。

 

とても小さな音量でかけました。

僕が"MONO"を開発しているとき、夜中にすごく小さな音で音楽を聴いていて、音楽のあたらしい響き方を知ったからです。

耳をそばだてるという行為は、どこか感覚が研ぎすまされるような感じがします。

 

BRANDINの空間で"MONO"が初めて人前でうたを歌いました。

実際はスピーカーで音楽を再生しただけなのに、「人にうたを歌う」という行為の本質的な素晴らしさを実感しました。

これは何というか、「うたという存在のあたたかさ」なのかな。

 

"MONO"はスピーカーという物ですが、それを人が使うことによって、ただの物では無くなると思っています。

今日僕はずっと"MONO"の隣にいて、歌声がどんな風にみなさまの耳に届いたのかわかりませんでしたが、音楽の素晴らしさが少しでも伝わっていたら嬉しいです。

 

"MONO"の発表の場を好意で与えてくださった宮治さんとひろみさん、ご参加頂いたみなさまに本当に感謝致します。

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